水を通してココロ・カラダぐんぐん!お母さんたちの子育てを応援するマガジン

2018.07.26 | 水

水泳で子どもの成長促進! スポーツ活用子育て術!【第4回】

【第4回】スイミングスクールで自主性・主体性を高めるために家庭でできること


スイミングスクールを上手に活用し、子どもの自主性や主体性、社会性を育てたるために家庭では何をすればよいのでしょう。

国士舘大学の須藤明治教授が提案してくれました。


Q.自主性や主体性、社会性は、スイミングスクールといった習い事を活用して育てると効果的だそうですが、家庭では何をすればいいのでしょう。


話をよく聞いてあげることに尽きる気がします。子どもはお母さま、お父さまとの会話の中で自らやるべきことや改善すべきことに気づくことが多いものです。


例えば、スイミングスクールの前日に「明日はスイミングだよね」と伝え、気持ちを向かわせてから準備をさせることもひとつです。ここから自主性・主体性を育成する取り組みは始まっています。

お子さまは「どのタオルを持っていこうかな」とお気に入りのバスタオルを前にして考えます。回数を重ねれば、「しわくちゃだ。これじゃ笑われちゃうな」などと他者から見る自分の姿を気にする視点も育ってきます。


大事なのは、親が手を出さないこと。気になることがあっても「こうしないとだめじゃない!」と頭ごなしに言わず、「どうしようか?」と尋ねます。


Q.具体的にどのように声をかけたらいいのでしょうか。


「終わったら、お風呂に入ってくるんでしょ。パンツはどうするの?」「ぬれた水着はどうしようか?」と声をかけてみてください。

すると、「替えのパンツも持っていかないと」「水着を入れる袋もいる」ということに“自ら”気づいていきます。問いかけに答える姿勢を根付かせながら、自発的に考え行動するきっかけをつくっていくのです。


準備が終わったら、必ず「明日は何をやるの?」と聞いてあげてください。

「ぼくは10級だから、明日は背泳ぎかな」という言葉には、「背泳ぎなんだ。頑張ってね」とエールで返す。


当日は「何時に行くんだっけ?」と確認し、おやつを食べるなどして、送り出します。

帰ってきたら「今日はどうだった?」と、質問してみる。


「新しい子が入ってきたよ」「10mを目指したけれど、ぼくはもうちょっとだった。できている子も多かったよ」といった会話が親子で楽しめるようになるのが、ひとつの理想です。

周囲の人たちを含め自分の状況を伝える力は、お母さまやお父さまとやりとりしていくうちにだんだんと鍛えられていくものです。


Q.そうすれば体力のみならず、自主性・主体性、コミュニケーション力もつけることができるのですね。


お母さまもお父さまも忙しいですから、お子さまの状況や考えていることを聞く機会はなかなかないかもしれません。しかし、習い事を媒介にすれば、「コーチはどんな人?」「クラスにどんな子がいるの?」とテーマは尽きることはなさそうです。これを上手に活用しない手はないと思います。


見守ってくれているお母さま、お父さまの存在が背中を押し、それまでよりも長い距離を泳ぐという目標が与えられたときに、頑張る力がわいてくることもあるのです。


Q.「行きたくないな」と後ろ向きになっているときは、どうすればいいのでしょうか。


その理由をしっかり聞くことです。子どもは、3〜5歳になったら、「いいよ」「いや」と好き嫌いがはっきり言えるのです。


中耳炎などの病気が原因なら通う時期をあらためてもいいでしょう。もし、「苦手な子がいてね」ということだったら、子どもにとっていい学びになりますから、お母さまは客観的な立場で事情を聞き、一つひとつ問題を解決していく。そういう力強い存在になってほしいと思います。


就学前は特に言葉が足らずに重要なことが伝えられなかったり、弱みがでてしまったりすることもあるのです。しかし、そんなときこそ根気よくお子さまの話に耳を傾けてあげてください。


第5回目は、「親子で体操!『けのびポーズ』で体の左右差をリセット」です。
どうぞお楽しみに。