水を通してココロ・カラダぐんぐん!お母さんたちの子育てを応援するマガジン

2017.05.29 | 育児

子どもが自ら成長できる環境とは?

初めての子育てに日々追われたり、他の子との違いを不安に思ったり……。
悩みが尽きないなか周囲にうまく相談できず、育児に行き詰まるお母さま方も少なくありません。
そこで、本コラムでは、子どもへの接し方や教え方、成長の見守り方など、育児のヒントになりそうなさまざまな情報をお届けしていきます。


第二回目は「子どもが自ら成長するための環境づくり」がテーマです。子どもたちの成長には「社会性の発達」が不可欠。その社会性が、スイミングスクールでの集団行動を通じて自然と身に着いていく……。今回は、子どもたちが心身ともにぐんぐん成長していく姿を間近で見てきた、イトマンスイミングスクール・富士見台校の天沼侑(あまぬまたすく)コーチに「子どもが自ら成長できる環境」について聞きました。


---現校でコーチをされる前、学生時代に昭和の森校でアルバイトをされていたとのことですが。


天沼コーチ:そもそも僕はイトマンスイミングスクールに通っていて、それも、現・昭和の森校の卒業生なんです。そういうことあって、大学時代にアルバイト先として選びました。


---当時のレッスン生としての記憶と、いまコーチとして見るスクール環境は違っていましたか?


天沼コーチ:いえ、当時のままでした。カリキュラムもそうですが、子どもたちが楽しそうに泳いでいる姿は当時の自分を見ているかのようでした。


---生徒の目線を熟知しながら指導に当たれるなんて、最強のコーチですね。


天沼コーチ:ありがとうございます(笑)。でも最強のコーチはまだまだ上にいて、僕が幼いころに指導してくれていたコーチもまだ現役でいらっしゃるんです。なので、「おかえり!」という感じで迎えてもらいましたし、当時さながら、コーチになっても日々いろんなことを学ばせてもらっています。


そんな天沼コーチに、さまざまなエピソードを通して「子どもが自ら成長できる環境」についてのヒントを聞きました。


〇仲間の支えが成長を促す


水泳の練習って、とにかく一人で黙々と泳いで練習しているイメージがあると思うのですが、実際は意外とそうでもないんです。もちろん、タイムを縮めたり、級を上げたりという個人目標はありますが、それ以上に皆でコーチの話を聞いたり、友だちの泳ぎを見てアドバイスしあったり。思っている以上に集団で行動することが多いんです。なので自然とチーム意識というか、仲間意識が芽生えてきて、「みんなでがんばろう」という気持ちが強くなります。入校してきてすぐの時期は私たちコーチが手厚く指導しますが、少しして慣れてくると同じクラスの子どもたちが積極的に声をかけたり、アドバイスしてくれたり。またその経験があるから、次に新しく入ってきた子にはその子が進んで声をかけるようになる。自ずと仲間を思う気持ちが培われるとともに、精神的にも成長します。そしてもちろん自分自身も仲間と同じようにがんばろうと努力する。集団の中に入ることで、色々な経験をし、子どもたちは自然と成長していきます。


〇集団行動が自然と身につく


先日、スクール生のお母さまからうれしい報告がありました。おとなしい性格で、引っ込み思案なお子さんが、学校では元気よく挨拶ができていると担任の先生からほめられたそうです。お子さんに聞いてみると、「スイミングでやっているから、学校でもそうしている」との答えが。それでお礼のご連絡をいただきました。
スイミングスクールは水泳の技術を教えますが、同時に「きちんと列になる」「静かに話を聞く」「順番を守る」「挨拶をする」など、学ぶ姿勢や集団行動の基本といったものが自然と身につくよう指導しています。そしてそれらが「社会性」を育むことにつながっているのだと思います。最初はお母さんのもとを離れるのを嫌がっていた子どもたちが、いつしか自分から進んで授業の輪の中に入り、泳ぐことを楽しむようになります。ぜひ社会生活への第一歩を踏み出すきっかけを与えてあげてください。


今回の内容は、水泳だけでなく、毎日の生活習慣にも生かせそうな育児のコツばかり。
ぜひ参考になさってください。