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2018.03.08 | 育児

笑って子育て! お母さまのストレスマネジメント【第2回】

何事も一生懸命することには、ストレスは付きもの。子育ても例外ではありません。だとしたらどうやってストレスを緩和していくか、がポイントになります。

子育て中のストレスを緩和する方法を、育児学の専門家で白梅学園大学学長の汐見稔幸(しおみ としゆき)さんに伺いました。

 


【第2回】ストレスはあって当たり前。上手に対処



Q.子育てのストレスをどう考えたらいいのでしょうか。


A.子育ては、考えながら緊張して手がけるものですから、ストレスがなくなるということはありません。とはいえ、過度な緊張や不安は緩和させたいものです。

現代の子育ては、人間として必要な資質や能力を伸ばすことや、夢を実現する姿勢などすべてを親が中心になって手取り足取り教えることが望まれるという人類史上例がない状況にあります。

親御さんたちに非常に多くのことが期待されていることを考えれば、子育てにストレスを感じるのは当然です。そんな状況でも、上手にストレスに対応して、楽しく子育てをしていきたいものです。


Q.ストレスに上手に対応していくコツを教えてください。


A.身近で効果的なストレス緩和法の一つに、人に話すことがあります。

自分の心のうちを素直に語り、相手の話を聞くことでお互いがわかり合い、さらに一緒に笑ったり、悲しんだり、「大変だったね」などと言葉を交して感情の共有までできると心が軽くなるものです。

仲間がいれば、「なんでこの子は泣いているのかしら」「私のやり方が悪いのかしら?」と、一人きりで不安の渦に巻き込まれることなく、情報も励ましも入ってきます。


Q.仲間づくりのポイントは何でしょうか。


A.「こんなこと相談してもしょうがないんだけど、お姑さんがね」とざっくばらんに本音でしゃべってみる。

「こんなことを口にしちゃうと、どう言われるかわからない」などと思わずに、話が合いそうな人をさがしてみてください。出会いは、子育て支援センター、お子さまの習い事で一緒になった人、美容室などいろいろありますよ。


Q.夫にもっと子育てに協力してほしいという思いでもやもやすることがあるのですが・・・。


A.「育メンになってくれると思っていたのに。期待した私が間違っていた」というお母さまの悲痛な声を耳にしたことがあります。

残念ながら会社というのは、「子どもが小さいなら早く帰っていい」と言ってくれるところではないようです。そんなことをしたら「昇進を諦めたのか」と思われかねない雰囲気があったりする。

家族のことや自分の人生をトータルで考えて、「ここでなんとしても踏ん張って、生き残らないといけない」と思っている男性は多いのではないでしょうか。夫はそういったストレスを抱えていても、「家ではそのことが言えない」というのが、本音ではないでしょうか。

「子育てをしない夫」とか、「ちょっとしかやってないのに、『子育てしている』と偉そうなことを言っている」というのは、もしかすると一方的な見方なのかもしれないな、と思うことがあります。


Q.夫へのもやもやを解消するヒントがあったら教えてください。


A.何かの記念日などにはお子さまを預け、夫婦二人の時間をつくっていろいろなことを話してみてください。

二人が見つめるその先には共に目指すものがあるのではないでしょうか。

「こういう家庭をつくろう」、「あの子が何歳になったらこうしよう」など、夢を共有していくことで、この人と結婚してよかったと思える関係を築き上げていくことができるはずです。


Q.ストレス緩和には体を動かすのもいいとも聞きます。


A.心が無理をしていると、気づかぬうちに体も緊張していきます。

余計な力が入って体がこわばり、筋肉を固くして肩こりや頭痛につながってしまうこともあるようです。

体をほぐし、筋肉を柔軟にして血や気の巡りをよくすることで、体の緊張とともに心の緊張もほどけていくことがあります。

女性に人気のホットヨガは、たっぷり汗をかくうえ、血流もよくなるのでストレス解消にはもってこい。

水泳などなんでもいいので、気分転換の図れる運動習慣をつけることはおすすめです。

「子どもがいつもそばにいて、運動するのは難しいな」というお母さまは、家事の合間にできるストレッチから始めるのはどうでしょう。

あるいは、週に数回早起きして自転車に乗って近所のお気に入りの場所を巡ってみてはいかがでしょうか。いつもと違う風景に癒やされるかもしれませんよ。

第3回目は、「お子さまの伸びのスタイルを見つけ、子育ての名コーチに!」です。

どうぞお楽しみに。