水を通してココロ・カラダぐんぐん!お母さんたちの子育てを応援するマガジン

2017.12.14 | 育児

体をつくる! 心を豊かにする! 食事が育む親子のコミュニケーション 【第3回】

食品の中でも不足しがちなのが野菜。野菜料理は、組み合わせや味付け、食感を工夫してみましょう。さまざまな食経験があってこそ、時を経ていろいろ食べられるようになります。それまで口にできなかった野菜が食べられたら、たくさん褒めてあげましょう。

第3回目は、苦手なお子さまも多い野菜の食べ方を紹介していきます。


【第3回】「たんぱく質ちょい足し」は不足しがちな野菜をおいしく食べる極意 


野菜好きへの第一歩は野菜に興味を持つことから

野菜は、独特な苦みや硬さから食べづらい食感となり、お子さまは苦手とします。嫌いな野菜を細かく刻み、食べやすいようにハンバーグに入れたり、みそ汁に入れて軟らかくしたり・・・。こういった工夫をなさるお母さま、お父さまは多いのではないでしょうか。さらに、お子さまが自発的に食べようとするには、野菜に興味を持つことが重要です。

第1回でもお伝えしたように、お子さまにお手伝いしてもらうのも一つの手。ピーマンを苦手とするなら、ピーマンを洗ったり、種をとってもらいます。自分が手伝ったものは、頑張って食べることがあります。「偉いね、よく食べられたね」という一言があると、お子さまは自信をもち、食べること以外でもやる気を出し、苦手なことにも挑戦しようとする力になります。

たとえ「嫌い」が続いたとしても深刻に考えて焦る必要はありません。お子さまの味覚は発達途上です。苦手だった野菜を、「成人してから食べられるようになった」という話はよく耳にしますから。長い目で強制せずにつき合っていきましょう。


たんぱく質を足して食べやすく!

お子さまが野菜を遠ざけるのは、野菜独特の苦みやえぐみが原因かもしれません。その場合のオススメは「たんぱく質のちょい足し」。

例えば野菜炒めに桜エビを入れてみてください。苦みやえぐみが軽減され味に深みが出るだけでなく、彩りもよくなりお子さまの食欲をそそります。ほうれん草のおひたしは嫌いでも、ジャコをちょっと加えるだけで目先も変わり、お子さまの箸(はし)が進むかもしれません。

“ちょい足し”には、シラス干しやツナ缶、鮭のほぐし身、ハム、鶏そぼろ、ゆで卵、チーズなどが適しています。焼きのり、塩昆布、ごまなどの乾物も大いに活用できます。

“ちょい足し”もお子さまに手伝ってもらいます。そして、ひと口でも食べることができたら「食べられてよかったね!」と大いに褒めてあげましょう。

切り方や食感で食の楽しみを演出! 

「うちの子はニンジンが嫌いだから、食卓にのせるのはやめようかしら・・・」と悩むお母さまに朗報です。野菜は切り方で食感が変わるので、お子さまと一緒に野菜の食感の違いを楽しんでみましょう。ニンジンもピーマンも繊維を断ち切るように切ると食感が軟らかくなります。逆にシャキシャキ感といった歯ごたえを出したいなら、繊維に沿って包丁を入れます。

また、「調味料のちょい足し」として、お子さまの好きなカレー味や、ケチャップ味を登場させるのはいかがでしょうか。多少味を濃いめにすると、野菜臭さが抜けて食べやすくなります。

好き嫌いがでてくるのも成長の一環です。お子さまの味覚の発達状況に合わせて工夫しながら、嫌いなものも徐々に克服できてくると、食事の楽しさがより一層増します。

お子さまの目を引くような彩りよい盛り付けも食卓を楽しくしますので、ぜひさまざまな工夫に、トライしてみてください。(記事監修/管理栄養士 太田 百合子)

第4回目「楽しく、必要なエネルギーを補う! おやつの上級テクとは?」ではこちら