水を通してココロ・カラダぐんぐん!お母さんたちの子育てを応援するマガジン

2017.03.14 | 育児

子どものやる気を起こさせるコツとは??

初めての子育てに日々追われたり、他の子との違いを不安に思ったり……。
悩みが尽きないなか周囲にうまく相談できず、育児に行き詰まるお母さま方も少なくありません。
そこで、本コラムでは、子どもへの接し方や教え方、成長の見守り方など、育児のヒントになりそうなさまざまな情報をお届けしていきます。


第一回目のテーマは「子どものやる気を起こさせるコツ」。
子どもたちに、自ら進んで何かをやろうと自発的な行動を起こさせるにはどうすればよいのか。
イトマンスイミングスクールでおよそ12年にわたって数多くの子どもたちの指導に当たるとともに、 その可能性を引き出し、心身の成長を導いてこられた古澤有紀(ふるさわゆき)さんにお話を伺いました。


---どのようなクラスを受け持っていましたか?


古澤さん:当スイミングスクールでは生後6カ月からのベビークラス、2歳6カ月からの幼児クラス、4歳以上中学生までのジュニアクラスなど、お子さまの年齢によってクラスが分かれています。私たちはそれぞれを横割りで担当するのではなく、ベビーから幼児、ジュニアまでずっと持ち上がりで担当しますので、子ども向けクラスはすべて経験しました。


---なるほど。それでは一般のお母さまと同じように、一人の子の成長をずっと見守るような感覚で長い期間にわたって指導してきたわけですね。


古澤さん:はい。ですので、最初ベビークラスで入会されたときのお子さま・お母さまの不安などもよくわかりますし、環境に慣れてきた子どもたちのやる気や可能性を引き出すコツなども自身のコーチ経験から学ぶことができました。


---それではさっそくそれらのコツやポイントについて、お母さま方から寄せられる育児のお悩みや質問に答えてもらいましょう。


Q:何かやらせようとしても反応が鈍く、自分から行動を起こそうとしません。どうすればよいですか?


古澤さん:いくら親が言い聞かせても、お子さま自身が興味を持てなければなかなか心に響きません。実際にお母さまが楽しそうにやってみせることで興味を引き、やってみたいという気を起こさせましょう。また一度言ってダメだったからといって、向いてないとあきらめるのはもったいないです。タイミングを見て何度か声をかけ続けていると、ふと反応が変わる瞬間が訪れます。上手にきっかけを演出してあげてください。


Q:子どもの力を伸ばすような声がけの仕方や接し方などがあれば教えてください


古澤さん:とにかく焦らせないこと。歯がゆい思いもあるでしょうが、結果を得ようと急かすのは逆効果です。お子さま自身ががんばっている姿をきちんと見守りながら、くじけそうになったら「だいじょうぶだよ。良くなってきてるよ」と背中を押すような言葉をそっとかけてあげてください。そして何か目標が達成できたときには一緒に喜ぶ。お子さまと気持ちを共有することが大事です。


Q:何かに取り組んでいるときに泣いてしまった子への対処法はありますか?


古澤さん:泣いている理由もさまざまです。やろうと思っても不安で、怖くて泣いてしまっている場合はとにかくその不安を取り除いてあげること。たとえば水が怖いなら、遊びの中で少しずつ水に触れていって慣れさせる。怖いものでも難しいものでもないことを体感させながら安心させます。 言われていることができない、疲れてやりたくないなどの理由で泣いている場合は、決してダメだと否定せず、そっと抱きしめながらまずはがんばりをほめてあげる。一度嫌なイメージがついてしまうとなかなか再チャレンジできないものなので、無理強いするのは避けます。それでいったん気持ちが落ち着いたら、どこまでできるか聞いてあげ、無理のない範囲で続けさせる。とにかく本人が必要以上に焦ったり、いじけて追い込まれたりしないよう見守り、やる気を失わせないようにしましょう。


Q:やる気や自発性が芽生えてきた子をさらに伸ばしてあげる方法などはありますか?


古澤さん:適度な目標や課題を与えてあげるのも一手です。当スクールでは、幼児クラスを経てジュニアクラスに入ると、進級制やクラスメートとの競争などが始まります。水と遊ぶ中で水泳が好きになり、やる気が出てきた段階で個々に目標を与え、それに向かってがんばるという流れはお子さまにもすんなりと受け入れられています。水泳に限らず、日々の勉強などでも、そうした目標意識と達成したときの喜びがお子さまにさらなる成長をもたらすのではないでしょうか。


今回の内容は、水泳だけでなく、毎日の生活習慣にも生かせそうな育児のコツばかり。
ぜひ参考になさってください。